Jazz Elite 2008

6月はイベントつづき。
午後5時開演に合わせて、用事を片付け慌ただしくTXに飛び乗る。
五反田はちと遠い。

毎回大体3組のアーティストが登場するジャズのコンサート。

まずは、秋吉敏子(piano)とルー=タバキン(tenor sax,flute)のデュオ。
こんないい音のサックス聞いたことない!
特に大好きなデューク=エリントンの楽曲を2人で録音したばかり、ということで
そのCDからの選曲がよかった。
お馴染みの『Take the A train』もひと味もふた味も違うアレンジ。
ソフトな感じの『Serenade to Sweden』
是非、CDを手に入れねばと思う。

ヴィンテージ

ヴィンテージ


2番手は、ジャネット=サイデル・トリオ
オリジナルもいいが、さまざまなスタンダードナンバーを彼女の個性で聞かせてくれる。
ドリス=デイ、ペギー=リー、ヘンリー=マンシーニの「シャレード
見るからに実直そうなお兄さんのベースと、チャック=モーガンのギターも軽快で楽しい。
いつまでも聴いていたいと思わせるシンガーだ。


最後はロバータ=ガンバリーニ&ハー・トリオ。
スキャットがエラ=フィッツジェラルドの再来と言われているそうだが、
声質や個性は全く違うので、あまりエラを彷彿とさせる、という感じではなかった。
しかし、確実な絶対音感に裏付けられたような個性的なスキャットは聴き応えあり。
2005年に登場したばかりと言いながら、ステージ上では貫禄さえ感じる堂々とした雰囲気。
「poor butterfly」「over the rainbow」が印象的であった。
周りを固めるプレーヤーたちの演奏もすばらしかった。

最後のアンコールでは、ジャネット組も加わって「Fly me to the moon」
客席も盛り上がって、いい感じだった。


終演後は、会場のゆうぽうと近所のタイ料理屋で乾杯。
http://r.gnavi.co.jp/a208601/
スタッフはみなタイ人のようで、こじんまりとしたお店だったが、おいしかった。


そして、帰って来てから秋葉原の惨劇を知った。
いつも乗り換え駅として利用し、電車を乗り降りする場所でもあり・・・
今日も通った。
事件現場となった電気街(歩行者天国)の方にはまず行くことはないのが、
それでも、本当に背筋がぞぉっと寒くなるような感覚。
こんな事態では自分で自分の身を守ることさえ難しい。
本当に偶然そこにその時間居合わせたことだけが、被害に遭う要因になるとは。
なんともやりきれない。