shrek 3

最寄りのシネコンで、貴重な(?)字幕版を上映中(回数は2回のみ)とわかり、
午後、『シュレック3』を観に行く。
吹き替え版の方にどのくらいの客がいるのかはわからないが、
字幕版を選んで観ているのは、我々の他には外国人の子供連れ。
ま、映画の日の翌日の月曜の午後だから、とは思うが、
こういう人気(字幕版<吹き替え版)の煽りを受けて、字幕版上映がますます少なくなるのは困ったことだな〜。


昔は、テレビで放映される映画はすべて吹き替えられていて、
映画館でしか字幕の物を観ることができず、わざわざ映画館でお金払って吹き替え版を観るとなると
非常に損をした気がしたものだ。
そのせいばかりではないが、吹き替え版を観る気には全くなれない。
最近のディズニーやドリームワークスのアニメーション映画は、ハリウッドのネームバリューのある俳優が声を担当しているが、やはり日本のそれとは訳が違うのだ。
制作の時点から、担当する俳優をベースにしてにキャラクターやその台詞を作りあげるし、
場合によっては、先に台詞を録音してから、アニメーションを作ることさえある。
日本での吹き替えも、宣伝効果を狙ってメインキャストはタレントや芸能人を起用するようになってきた。
なかには専門の声優ばりにやりこなす人もいるのだろうが、
シュレックは浜田の顔がちらついては困るのだ。
長靴をはいた猫は、アントニオ・バンデラスだからこそ、あの気障なスパニッシュな台詞が活きるのであって、決して竹中○人ではないのだ。
多忙な彼らのアテレコの作業に大いに時間がかけられているとも思えず、
台本片手に学芸会レベルの台詞まわしでは、映画の面白さも半減。
テレビで見る海外ドラマの多くは、吹き替えであっても嫌だな、とは思わないのだが。
(『lost』は字幕も吹き替えも曜日を変えて放送中なので、字幕を選んでいる)
そこはやはり、声優として生計を立てている人々の声の演技レベルが違うのだ、と思う。


ダイ・ハード4.0』の公開に合わせて、過去の作品がテレビ放映されていたが、
ブルース・ウィルスの声は、野沢那智
うまいんだが、聞いていると、ナッシュ・ブリッジスだ〜と思ってしまう。


で、肝心の映画の方は、そりゃ面白かった。大満足。
DVD出たら買おうっと。