シルク・ドゥ・ソレイユ ZED

10月1日、東京ディズニーリゾート内に『シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京』がオープン。
日本では初めての常設劇場が登場。
これまでの日本での公演はすべてツアーと呼ばれる、仮設劇場での公演。
ここでしか観られない演目『ZED』
http://www.zed.co.jp/home.php


オープン直後の日曜日を狙って6月にチケットを予約しておいた。
インターネットでは座席の位置を確認して予約できるので、サイドではあるが1列目をゲット。

チケットはシアターの窓口で受取りできる。
半円形のステージを囲むように、2170席。
図では分かりにくいが、Eブロックの1列目であった。
スナックとドリンクの販売もある。
生ビール、ワイン、シャンパンと気分を盛り上げるものは豊富だが、
当日は残念ながら、スナック類がほとんど完売状態。
昼の公演からバカ売れだったのか。


シアター内の座席は気持ちゆったりめで、ドリンクホルダーもある。
クラウン(道化師)2人が狂言回しのような役を演じ、オープニング。
舞台全体を覆う幕が開く瞬間は歓声が漏れるほどのサプライズ。
音楽、効果音の全ては生のバンドが演奏。
内容については、いくら言葉を費やしても実際に目にしなくては伝わるまい。


休憩をはさんでの約2時間のステージはあっという間。
時間も自分がいる空間も忘れてしまうような、幻想的なひと時。
これまで、シルクのステージはたとえばアカデミー賞でのパフォーマンスやビデオ映像でしか観たことはなかった。
綱渡りや空中ブランコをほぼ真下から見上げるという経験は初めてだが、
どのパフォーマンスも、想像を悠々と超えてしまう。
天体観測儀に見立てられた舞台装置、衣装も素晴らしいが、1番美しいのはパフォーマーたちの肉体と表情。
天井からぶら下がった1本の布だけで浮かび、飛び、さまざまな技を見せるエアリアルストラップ。
人間を放り投げ、空中を歩かせ、美しく同調した動きを見せるバンキン、
フライング・トラピス(空中ブランコ)は男性同士の演技は力強く、回転やひねりを入れたE難度レベル。
ワイヤー、ポール&トランポリン、バンジー、ハンド・トゥ・ハンド、
ジャグリングも唯一の日本人キャスト(バトントワリング世界チャンピオン)も
今まで見たこともないような技を連発。


パフォーマー、バンドも総出演のエンディングは大変な盛り上がり。
カーテンコール(もはや幕はないが)には、観客総立ちでスタンディングオベーション
叫びすぎて喉が痛くなるほどだった。


決して安くはないチケットだが、一度体験する価値はおおいにあり。
また機会をみて、いい席をゲットしたいものだ。
今度はこういうの大好きな母親を招待せねば。