一日だけの梅雨

梅雨入りしたものの雨は一日だけ。
快晴!
つくば駅前の空。
雨が降るよりは断然良いが拍子抜け。


今週読んだ本。

真夜中に捨てられる靴 (ランダムハウス講談社文庫)

真夜中に捨てられる靴 (ランダムハウス講談社文庫)

新聞や週刊誌の書評で何回か目にしたので購入。
いずれも何かに惹きつけられ、妄執するあまりに
次第に正気と狂気の境界線を踏み越えていく人物達の短編集。
ちょうど授業で「人は誰もが少しは狂っているものだ」という英文を取り上げたばかり。
一種のパラドクスではあるが、完全な正気など存在しないかも、という論理は頷ける。


向田邦子 恋のすべて (中公文庫)

向田邦子 恋のすべて (中公文庫)

やはりその才能も、仕事に対する姿勢も哲学も稀有な存在であった。
筆者自身も彼女に一種の恋をして、取材をし、書き上げたのだろうと思う。